2013年の個人的に買ってよかったと思うゲームTOP3

2013年もまもなく終わりなので、今年買ったゲームを振り返り、個人的に買ってよかったと思うゲームを紹介してみます。
「2013年に買ったゲーム」なので、リリースはもっと前だったりします。

1位: Hotline Miami

こちらはリリースは2012年ですが、今年のサマーセールで買いました。
インディーズ系開発者による見下ろし視点の2Dアクションゲームです。プレイヤーはある日留守番電話に残されていたメッセージと、突然送りつけられた覆面に同梱された文書の脅迫じみた指示に従って「覆面の仕事人」としてマイアミに巣食うマフィアのアジトに押し入り、野球バットや鉄パイプ、刃物や銃器を使って次々と抹殺していきます。
操作は、マウスカーソルがあるほうを常に向くプレイヤーをWASDキーで上下左右に移動、マウスクリックで攻撃や武器の切り替え、という一風変わったものになっています。そのため、とっつきにくく慣れが必要でしたが、敵もプレイヤーもどちらも攻撃が当たればほぼ即死、やられても余計な演出やシーンの切り替えはなくRキーを押せばサクッとリトライができるので、慣れるまでにストレスは感じませんでした。

グラフィックはシンプルで敵のドット絵のパターンも多くはないのですが、そのかわり様々な武器で武装していて、窓越しにプレイヤーを発見すると追ってきたり、銃声を聞くと音のしたほうを探しにきたり、という反応をするので、音のしない鈍器を使うとか、わざと窓越しに姿を見せておいて駆けつけてくる前に隠れておいて後ろから倒すとか、臨機応変にいろいろな攻略法を考えるのが楽しかったです。

ストーリーの展開も面白く、夢の中のような場所での覆面を被った自分自身やその関係者との謎に満ちた会話シーンや殺戮の繰り返しの中でだんだんと現実感が薄れていくような表現や、殺戮の繰り返しが続くと思いきやの急展開などもあり、ストーリー的にもかなり引き込まれました。殺戮者である主人公に深く感情移入できたということも自分としては面白い体験でした。

ただ、難易度選択などはできず、ある程度死んで攻略法を考えるゲームなので、肌に合わない人もいるかと思います。
また、日本語には対応していません。

2位:Bioshock Infinite

現実の現在よりも一部の科学が進歩した過去の世界で超能力を駆使しつつ戦うSF一人称視点アクションの人気シリーズ3作目です。
私はこのシリーズはこれが初めてですが、お話は独立しているので過去作を知らなくても問題なく楽しめました。過去作を知っている人ならもっと面白いファンサービス的な演出もあるみたいです。

プレイヤーは空中都市コロンビアからとある少女を救い出すという依頼を受けた探偵ブッカー・デュイットとなって、空中都市でいろいろと騒動をおこしてまわります。音声も含めて日本語化されていて、翻訳の質も高いと思います。

このゲームの魅力は、なんといってもまずストーリーでした。特にラスト。本当にラストは急展開なので、その瞬間は全然よく分かりませんでしたが、一度理解してプレイを思い出すと、非常にたくさんの伏線が張られていて、「ははあ、そういうことだったのか」と緻密な設定の組み立てに驚かされます。

操作はオーソドックスなFPSですが、途中から救出対象である少女エリザベスが同行し色々とヘルプ行動をしてくれるのが楽しいので、やる気が出ちゃうところもあり、フルに日本語化されているので洋ゲーFPS初心者にお勧めしていきたいゲームです。

3位: Bunny Must Die: Chelsea and the 7 Devils

日本の同人ゲームサークルが2006年にリリースしたタイトルですが、今年Steam等で海外版がリリースされました。横スクロールというか横方向視点の2Dアクションです。今年のオータムセールのとき見かけて初めて知って、バニーさんかわいいと思ったのですが、そのときは残念ながらおま国。でも日本の同人ゲームなら日本の同人ショップで買えばいいじゃない、と思ったところ、軒並み在庫切れだったんですが、現在Steamでは日本語も追加されておま国解除されています。嬉しいことに、サウンドトラックとして、海外版でアレンジされたバージョンのみですがMP3ファイルがインストールフォルダの中に付属していました。

ドット絵好きとしては非常に楽しめました。というか、今も楽しんでいます。特に深い設定のない世界でバニーさんを眺めながら楽しくアクション…と思いきや、意外とどんでん返し的なストーリー展開もあったりして良かったですね。

また、主人公のバニーさんが高性能で、操作が上手くなると本当に自在にアクションができ、タイムアタックが楽しくなってくるところも遊び甲斐があると思います。初回プレイでは迷ったり色々試したりで結構時間がかかりますが、実はストレートで行くとかなり短時間でクリアできるので、挑戦してみようかという気になりました。初回プレイでは本当に苦労した難所も腕を上げるとスイスイいけたりするところが上達した感を感じられて、実績ゲットも目指してみようかというモチベーションになりました。目下実績解除のためにタイムアタック中です。

ただ、難易度は高めかと思います。初見では心を折られるかもしれない難所もいくつかあり、難易度選択はないので、万人にはおすすめは難しいかなと思います。まあ、操作になれたり攻略法が分かってしまうとどうということはなかったりするので、まあそういうゲームです。

まとめ

今年はインディーズゲームを割りと多くプレイした気がします。逆に、強烈に印象に残るような大作ゲームは少なかったように感じます。あるいは単に私があんまりやらなかっただけか…。まあ来年は企業制作で気に入るようなゲームがもっとあるといいなと思いつつ、日本の同人ゲームももっとSteamとかで買えるようになるよう願いたいところです。